古市憲寿「だから日本はズレている」を読んで
個人的な記録として、読んだあとに思ったことを残しておきます。
ネタバレ&引用あり。
- 作者: 古市憲寿
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/04/17
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (19件) を見る
社会学者の古市憲寿さんが、「若者」の立場から「大人たち」の社会のズレを批評しています。
内容をまとめるとしんどいので省略します。
個人的に著書の「おわりに」の部分が印象に残ったので、その部分を自分のためにまとめて残しておきます。
人は、今いる場所を疑わなくなった瞬間に誰もが「おじさん」になる。
たラッキーで「おじさん」になれただけかもしれないのに、それを自分の手柄のように込む。そして、「おじさん」界の外にいる「若者」や「女性」に対して冷たくなっていく。自分の幸運を棚に上げて、不遇な状況にある人を自己責任だと切り捨てる。
古市さんが考える「おじさん」とは性別や年齢ではなく、既得権益に仲間入りして、現状を疑わなくなった人の事です。
日本が成長期の頃は、社会のルールに順応いけば、多くの人は「おじさん」になれた。
でも今は、社会のルールに順応していても必ず報われるわけではない。
僕はいま36歳で地方の事務社員。あまり稼いではいないけど、倹約をしていれば困ることはない。
立場的には中途半端なところだとおもう。
現状を疑い続けて、自分が理解できないことも退け内容に注意しよう。